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TEDxNagoyaU 2020 キービジュアルインタビュー

作成日時: 2020/09/06

今年はオンラインでの開催となったTEDxNagoyaU 2020。 今年のテーマ「Steer Your Ship!」をイメージ化したものがキービジュアルです。 今年のキービジュアルは下のようになりました。

TEDxNagoyaU 2020 keyvisual

このキービジュアルに込められた思いや作成の裏話を、作成者である村上さんに伺ってみました。

インタビューの様子

「Steer Your Ship!」の第一印象

TEDxNagoyaU: TEDxNagoyaU 2020のテーマは「Steer Your Ship!」というテーマでしたが、初めにこれを聞いたときにどういう印象を受けましたか。

村上さん:ちょうど今コロナの影響もあって、「何が何だか分からない」「どこに行けばいいのかわからない」という状況(が生じていること)もそうだし、小中高と、教室というある程度縛られた環境で何かやってきた人が、大学という所で、一個人として放り出されたときに「何者かになりたい、何かしたいという情熱はあるのだけれども、そこから何をすればいいのかわからない」という、アンバランスな状態になっている人が多いような気がしました。だから、そういう人たちに対して道しるべというか、とっかかりになるようなイベントになるのだろうな、というのは、テーマを聞いたときに思いましたね。

TEDxNagoyaU:このイベントが道しるべになるという印象を持たれたということですね。

村上さん:そうですね。何かしらの行動を起こすきっかけになるだろうなって。そういうイメージです。

キービジュアルに込められた思いとは?

TEDxNagoyaU:「行動を起こすきっかけになってほしい」というイメージをキービジュアルに落とし込むときに、どういうことを意識して描かれましたか。

村上さん:「Steer Your Ship!」というテーマなので、安直ですが、船を描こうというのは(当初から)考えていて。そこに今回のテーマやイベントに関しての思いみたいなことを、なるべく込めたいなと思って作りました。

TEDxNagoyaU:キービジュアルは赤と青と黄色の3色で描かれていますが、そこにはどういう意図があるんですか?

村上さん:赤と青と黄色を使おうというのは最初の段階から決めていたことで、それはその色合いが鮮やかというのが1つ(理由として)あります。他にも、赤が焦りに近いような情熱だったり熱意といったエネルギーの部分で、黄色が好奇心とか楽しい、そういうイメージを持ってる色、青が自由さあるいは清廉さというか、広々とした、伸びやかなイメージがあって、そのプラスのイメージがあった3色をまとめて一つの形にしたいなと思っていました。

TEDxNagoyaU:他にも、このキービジュアルには、上に向かって伸びている矢印が描かれているのですが、そこにはどういう意図が?

村上さん:矢印が伸びているのは、ある程度迷いながらも最終的に自分の行きたい方向を見つけられたらなという、(自分が)向かうべき道筋みたいなものを示した矢印(という意図)を含めてます。矢印の軌跡がグネグネと曲がってるのですが、それは「Steer Your Ship!」のSになっているというデザインです。

TEDxNagoyaU:グラデーションも印象的で、そこに込められた意味やデサイン面でのお話も伺いたいです。

村上さん:矢印に向かってグラデーションを使いましたが、理由としては矢印を注目させたかったから、ということがあります。最初に完成したデザインが、赤黄青でベタッと塗ったものだったのですが、それだと矢印があまり目立たなくて・・・。自分の行きたい方向に向かうというところが強い思いというか、「Steer Your Ship!」という今回のイベントのひとつの大きな目標になるのかなと思っていたので、「そっちを向くように」という意味でグラデーションを使いました。それ以外(の理由)はちょっと色味が綺麗だったっていう(笑)。

キービジュアル

TEDxNagoyaU:そんなに緻密に意図が込められているとは思ってなかったのでびっくりしました。すごい作り込みですね。すばらしいです。

紆余曲折、試行錯誤の連続

TEDxNagoyaU:テーマをキービジュアルに落とし込むときに難しかったことや感じたこと、苦労したことはありますか?

村上さん:うーん、まあ苦労話はいっぱいあるんですよ(笑)。今回デザインの依頼をいただいて、こういうものを作るってなったんですが、今まで僕はポスターのようなものだったり、イラストレーターに近いような仕事ばかりしてたので、こういうロゴに近いようなものを作るのが初めてだったんです。だから、そこでやっぱり苦労しました。「なるべく不要なものがないように」、と考え続けないといけないのは結構大変でしたね。自分で作ったものを「これでいいのか、これじゃだめなのか」っていうのを、繰り返してやっていかないといけないのが大変でした。なんでもそうなんでしょうけどね。あと、ぱっと見たときに目を引くかと言われたらちょっと地味っていうのが反省です。

TEDxNagoyaU:そんなことないですよ!シンプルがゆえに伝わってくるものがあります。メンバー皆大絶賛です! 村上さん:作った側からすると一番それが嬉しいですね(笑)。

TEDxNagoyaU:洗練されていてすごいです。

村上さん:そういうことを考えた経験が今までなかったので、すごく僕自身も勉強になりました。今回のイベントの内容全体をちゃんと捉えて、なるべく自分のできる範囲で表現しようと努めること自体がすごく面白かったし、なかなか無い体験だったので、すごく僕自身もいい経験をさせてもらったなと思いました。

今年のイベントの参加者へ

TEDxNagoyaU:最後に、少し話が大きくなりますが「キービジュアルを見た人にこう感じて欲しい」とか、イベント参加者に伝えたいメッセージはありますか。

村上さん:今回開催自体もオンラインで、なかなか皆で集まってやれないという状況ですが、たまたまでもいいので、見てくれた人の目に留まることが、キービジュアルを作った側としてはやっぱり一番嬉しいですね。ちょっとでも印象に残ってくれたらいいな、と。いろいろな人の話を聞くということ自体が価値があることだと思うので、そこから何かしら学び取ろうとする、学び取ろうとしなくても何か掴む、何かちょっとでもひっかかるものを「引っかかったな」って覚えておくだけでも、1年後2年後、下手したら10年後20年後に何かしらのものになってくるかもしれないので、それを見つけられたらいいかなと思います。参加する人だったり、イベントを運営する側にとっても、それこそ、「ちょっとそっちに舵を切ってみようかな」という感じですよね。そういうものがあればいいなと思います。

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